会津でカツ丼といえばソース味のカツ丼があたり前。
ソースカツ丼とは戦後、洋食屋さんから広く作られるようになったと言われていますが、その由来はまだ解明されていません…。
何故会津のカツ丼は醤油味でなくソース味なの?
会津の人間が「カツ丼」と聞くと、ほかほかごはんの上にサクサクキャベツを敷き、揚げたてカツをオリジナルソースで絡めた『ソースカツ丼』を頭に浮かべて、おなかをぐーっと鳴らすはずです。
では、なぜ会津のソースカツ丼はソースカツ丼なのでしょうか?諸説を紹介しましょう!
1 大正起源説
大正、カフェ全盛時代。洋食のコックさんが手軽に作れる賄ということで、残った肉片を当時人気のカツレット(今のカツレツ)にし、鰻の蒲焼きからヒントを得て、甘めのソースで絡めて、食べやすいようにさっと丼に盛ったのが始まりだったとか。
2 昭和(戦前)起源説
市内の食堂の店主が新たな味を求めて、東京から洋食のコックを招き、試行錯誤の末ソースカツ丼を生み出し広めていったとか。
3 昭和(戦後)起源説
戦後間もない物資が不足していた頃、手軽に食べれる庶民のごちそうを作ろうと考えていた市内の食堂の店主が、東京においしいものを求めて旅に出て、出会ったソースカツ丼をアレンジして、オリジナルソースで煮込んだカツ丼に仕上げたのが始まりとか。
諸説はいろいろあるものの、お客様においしいものをお腹いっぱい食べて頂きたい!!というガンコな会津の料理人の心は、昔も今も変わらずに、この地に脈々と息づいています。
まずは、地図を片手に美味しい旅に出かけませんか!!